2008年4月20日日曜日

本日の朝日新聞一面に

長野県川上村のレタス農家を支える中国人の記事が一面に出ていた。WEBでは「信州レタス。支える中国人615人」とある。

なつかしい。今からさかのぼること17年前、大学1年の夏休みに一ヶ月間、はやまくんもまさに川上村でレタスの出荷のアルバイトをしていた。【日給は6000円、三食昼寝付き、おやつ付き、宿泊費なし】というフロムA広告に、一度は農業体験しないとなぁと特に根拠もなく働いてみた。

当時のはやまくんの相棒オートバイはYAMAHAのDT125R、マイ・ファースト・オートバイである。当然高速道路は走れないので、甲州街道をとことこと6時間くらいかかったかなぁ。

お世話になった農家は、お父さん、お母さん、息子さん(当時45才位)、おばあちゃんの4人だけで、はやまくんがお手伝いに行った時には男女2人くらいのアルバイトがいた。まだ薄暗い4:30に起きて、5:00には朝食、5:30にはワゴンに便乗して畑へ、6:00にはレタスの収穫が始まる。

レタスのサイズに合わせて箱詰めし、トラクターいっぱいに詰め込んで農協の倉庫へ運び、荷を降ろして畑に戻り、12:00にお昼ご飯を食べる。寝不足だったので10分で食べ終えて、納屋の中の段ボールの上で50分爆睡。

午後は、休閑畑の手入れや、レタスの苗作り、草刈りなどをして18:00には終了。19:00には夕ご飯を食べ、19:30には就寝(はやまくんは街の暮らしが忘れられず24:00までテレビを見ていたため、睡眠時間は一日4時間半+お昼寝)。

これを一ヶ月間続けた。今から考えてみるとかなり体力的にきつい暮らしである。当時はやまくんがお世話になっていた所は、はやまくんがいる間、16人が一日で辞めていった。二日続く人はいなかった。カップルで来て彼女がぶち切れて帰った人、清里にラーメンを食べにいってくると行ったきり戻らなかった高校生など労働は確かに厳しかった。はやまくんは自分に負けるのが嫌だったので辞めなかったが、、、

農家の仕事は確かに厳しい。日本人がやらないならば、外国人にお願いするのは仕方がない。積極的に外国人を受け入れる為に法の整備が急務だが、単一民族性にこだわる日本人の内に秘めた外国人に対する偏見を取り除くこと、外国人との対等性を持つことが何よりも大切なのではないかと思うはやまくんであった。

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